ガブリアスC LV.X・レントラーGL LV.X


ラストチャレンジまであと1週間を切り、
いよいよ東日本のプレイヤーは最終調整していると思います。

今回は自分へのメモも含めて、
現状のメタ考察をつらつらと書いてみますかね。






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考察第一回目は、今もっとも跋扈しているデッキ、
通称「ガブレン」ことガブリアスC・レントラーGLです。






【デッキ】ガブリアスCX・レントラーGLX
【スペック】速攻・コントロール
【得意】雷弱点全般、エンジンを立てて中盤から展開するデッキ
【苦手】大型、ロック型



全体リーチ技の「ドラゴンダイブ」と「かがやくまなざし」による
相手の陣形破壊は勿論、高いHPと逃げるコストの少なさで常時
スムーズな立ち回りが可能なため、相手を選ばず互角以上の戦いができる
今までのポケモンカードでは考えれられないスピードが自慢のデッキです。


通常のポケモン展開とはまったく違うゲーム進行をする上、
そのサポート全てが通常ポケモンよりも恵まれているため、
もはや違うカードゲームをやっているような感覚になります。




結論から言うと、よほどの理由がない限りは
「ガブレンを使わない理由がない」
これにつきます。




無・雷に加え、タッチで炎・鋼・闘まで入るこのデッキは
弱点に対する柔軟性も優れており、ミカルゲなどで展開を阻害しない限り
通常のデッキはまず勝てません。


超大型のポケモンが苦手ですが、それはガブレンの得意な序盤〜中盤に
ガブレンのポテンシャルを最大限に発揮できなかったために起こる結果です。
具体的には3エネ4エネがついたバンギラスや3枚トラッシュ完了したギャラドスなどですが、それは進化途中のサナギラスや展開用のユクシーヤミラミを早い段階で処理できなかったことに起因しますから、結局のところ速攻力という部分を活かしきれば勝てない相手ではないです。


よく組まれるカードは以下。


ユクシーLV.X
ネンドール展開をしないガブレンにとって大事なドロー役、
兼超弱点相手のアタッカー兼ゲンガー処理役。
ワザのコストに色を選ばず、またXのワザも無色2個と、
ガブレンにとって最高に相性のいいポケモンです。
ゲンガーのPP「しのせんこく」もかわして倒せるため、
まずこのカードを入れていないガブレンはないと言えます。
逆にゲンガー側からすれば真っ先に標的にされるので、
アンノーンGは必須。


エテボース
エネがついていない相手にいきなり6点。
先行でニコタマを握っていた場合、即勝利なんてのもありえます。
ミラーマッチのときのダイブ後ガブへのカウンターとしても優秀。
HPも80と高く、色んなデッキに対応できるので
まず入ってると思っていいでしょう。


ドクロッグG(プロモ)
自分のポケモンが気絶していた場合返しに6点+毒。
レントラーを始め、もっとも弱点として持つ色が多い
闘タイプアタッカーなので何かと重宝します。
逃げるコストが2なのと、ガブレンに本来入れない超エネルギーを食うのが欠点。
また条件が揃わないと大した戦力にならないので、
エテボースに比べると若干利用率は下がります。


カイリューFL
SPポケモンに無条件8点。
8点というダメージはガブリアスレントラーともに
レベルアップ前のHPに相当します。そこを狙うとグッド。
ただし弱点が無色(ガブの地震でダウン)であること、
上記のワザコストが3つであるため大事なニコタマをひとつ食うことが
大きな欠点です。また通常のポケモンに対して何の脅威にもなりません。


ドータクン
エネ移動。
ダイブ撃ち終えたガブが逃げる⇒スイッチ⇒ターン⇒エネ張ってダイブ!
この動きができるのはドータクンがいるおかげです。
ニコタマが尽きても動きやすくなること、またHPが9なので
ゲンガーに狙われるにせよ簡単にきぜつしづらいことで
多くのガブレンに採用されています。
さりげに超抵抗なのも強い。


ディアルガ
ラフレシアを始めとしたボディロック解除だけでなく、
HP10という大きさ、1エネ1点ロック、2エネ7点などの
安定した出力で置物にアタッカーに大活躍です。
ディアルガが居座るだけでいくつかの超デッキへの勝率が上がりますし
SPでないデッキへの影響力は大きい為タッチで入れるならばこいつで安定。


ゴウカザル
出力補正+大火力。
ガブレンは結局6点8点の中出力を断続的に与えていくデッキなので
最大瞬間出力が足らない傾向にあります。
それを補ってくれるのがこれ。炎サル。
ただほのおのうずのエネトラッシュはその後の展開に大きな影響を与えるので
好みで使われるといった感じですね。
ミカルゲ吹っ飛ばせるのも長所。





こんな感じですかね。
クロバットGはいわずもがななんで割愛します。



逆にガブレンを対策する場合は
超速で大型を立てて圧殺するか、
グッズやパワーロックで速度を落として相対的にアドバンテージを取るかの
二択になると思います。
具体的には後攻2ターン以内にバンギラス立てておたけびを始めるか、
ミカルゲラフレシアエムリットでドローやスプレー、SPレーダーを止めるか。



いずれにせよ今年最強にしてもっとも注目のデッキだと思います。


個人によって構築が変わる自由度の高さも人気の理由でしょうか。





次回は【バンギラス】にフォーカスを当ててみましょう。