ゲンガーLV.X・ゲンガーGr


今週もいよいよ平日が終わり、
ラスチャレまであと1日ですね。
調整は皆さん順調でしょうか。



今回は2進化デッキの筆頭ともなっており、
僕が愛用している【ゲンガー】にスポットを当ててみます。



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さて、長年に渡るゲンガー愛好者として最初に言っておくと、
このゲンガーはあまりに器用すぎて、デッキタイプが多岐に渡るので
一概に「ゲンガーデッキ」とくくるのは難しいと個人的には思っています。


紹介していきましょう。



◆カイリキーLV.X+ゲンガーLV.X
昨年WCSをはじめ、数年にわたって君臨している
もはや2進化デッキの代名詞のような存在。
たねイジメの「おとす」とPP殺しの「シャドールーム」で
積極的にサイドをもぎ取っていくため20分戦のような短期決戦に向いています。
現状だときちんと回ればガブレンに6:4といったところ。
ガブレン側がカイリキー1体を倒すのにルカリオユクシーLV.Xとニコタマが必要なため、
そのステップを踏ませるだけで儲けものです。
カイリキーをいかに複数立ててガブレンを圧倒するかにかかっている感じ。
ただ実際は完成する前にワンリキーゴーリキーを狩られることが多いので、
ミカルゲで守ってあげましょう。
この場合ゲンガーはシャドル2:スキップ1:X1といった比率が一番多くみられます。
ミカルゲスキップというギミックを組み入れ、幅広く対応できるのがカイゲンの強み。
色的に有利を思われるバンギラスには実は五分。カイリキーXであれば立ち回れますが、
おとすのダメージが中途半端なため、意外に勝ちきれません。
また、ギャラドスに対してはゲンガーを盾にしないと非常に厳しいです。
ギャラドスがいる限りカイリキーは無力になってしまいますが、逆に言うと
ギャラドスさえ処理してしまえばあとはおとす無双が可能になるのでダイヤグラムは4:6といったところ。


ラフレシア+ゲンガーLV.X
グッズロックに特化し、ポルターガイストを連発するのが理想のデッキ。
必然的には相手のスピードがダウンするので展開自体は楽に行えますが、
相手も状況を見てグッズの処理を行うので意外にポルターガイストのみで倒しきるのは難しいです。
ただポルター前提でエネを張るため、ゲンガーに無色エネルギーを張るのが億劫にならないので
気兼ねなくコールやワープ、サイクロンを使うことができます。
入れ替え困難な状況下でのサイクロンや、呼ばれたラフレシアを戻すワープは非常に有効で、
かつポルター型にすると自然に前を殴るゲンガーになるので
探究者によるワープ使いまわしが効果的になります。
どうしても相手依存になり、出力不足になりがちなのが悩み。
ラフゲンだけではサイドを取りきれないのが現状です。
プラスするならコントロール力を上げるヨノワールか、アタッカーとして頼れるカイリキーあたり。
ガブレンにはスピード負けする様子で、バンギラスも単純に押されて負けます。が、
ギャラドスには一方的な試合運びをすることができそうです。
前しか殴れないギャラドスはもともとゲンガーが苦手で、
それに加えもともとのポテンシャルがグッズに依存しているため戦力が4割減みたいな感じになります。
20分戦より時間制限のない予選向き。


ガブリアスCLV.X+ゲンガーLV.X
積極的にサイドを取りに行く完全特攻型のデッキ。
2進化デッキにタッチガブというよりかは、
SP寄りの構築にゲンガーセットとアメを入れる感じになります。
フルに入ったポケターンでクロバットGと連携し、HP8や9の相手をざくざく狩っていけるのが強み。
序盤より少し遅れた中盤ちょっと手前のあたりが一番活躍できる状況になります。
具体的にはネンドールが出始めて1進化くらいに展開が進んできたくらい。
レベルダウンによりガブレンのHPを8に揃え、そこにダイブするなり
DPt-sのどくづきを当てて強引にサイドをもぎ取っていくことができます。
欠点としてはSP構築なので、グッズをロックされると辛いということ。
上記のラフゲンには若干苦戦します。
対策としては、Sゲンガーのねらいうちでラフに4点を3回与えるか、4+ダイブで倒すか。
ボディ消しにディアルガGを入れるのも良いと思います。
つんざくは多くのデッキに有効ですし、ポルターガイストともコンボになります。
ただ使ってみた感触としては、サイド6枚を取りきるには耐久、出力的にほんの少し足らない。
若干中途半端な感じが残ります。
上記の理由でガブレンには対等に渡り合えますが、ミカルゲ構築がしっかりしている大型、
つまりバンギラスドンファンには苦戦を強いられます。


◆ポリゴン2+ゲンガーGr
ロスト特化のゲンガーGrに加速&探究者用のポリゴン2を採用した
新しい勝利条件に到達するためだけのデッキです。
手札からリソースを削っていくことができるため、
早いタイミングから「やみにぶちこむ」を行えればそこそこ渡り合えますが、
基本的にはサイドを取れない=5枚ドローを諦めているということになるので
単純にデッキパワーが落ちているのが問題。
サイドを取るゲンガーと併用する考えもありますが、そうなると非常に中途半端になります。
やるのであればエムリットと探究者、バトルサーチャーをふんだんに組み合わせて
PPLを常時発動しつつロストし続ける、というのが良いでしょう。
また、手札にポケモンを残さざるをえなくなるヨノワールとは相性が良く、
やみのてのひらと探究者で陣形破壊を行うことでイニシアチブを取る形も悪くありません。
ゲンガーGrが場にいるだけでガブレン側はXに対しポケターンを使いづらくなるのもポイント。
使ってみた感想としては、やはりロストに6枚送る速度に対し
サイドを6枚取られるほうが早い、という感じでした。
当然相手のアタッカーは消えないわけですからワーポ→てのひらなどで処理しないと
どんどんサイドが引かれていってしまうので相当辛い戦いになります。
当然、バンギラスには超絶相性悪いです。苦労してたてたゲンガーをたった3エネ1撃で
ぽかすかやられていくので、もはやバンギラス戦は捨てたほうがいいかもしれません。
探究者を使うタイミングさえ気をつければ、決して悪くないデッキなのは確かです。
もちろん、予選向き。





代表的なのは上記4つって感じでしょうか。
道連れするPP、ベンチへの狙撃能力、状況次第によっては大出力というDPsゲンガー、
ダメージ調整PP、合計7点&アウェイの安定型DPt4ゲンガー、
コストパフォーマンスこそ普通なもののニコタマ対応でベンチ狙撃可能なDPt-sゲンガー、
レベルダウンによるHP減少で上記をサポートできるゲンガーLV.X、
サイドに関係なく勝利でき、またパルキアルカリオにも有利がつくゲンガーGrなど
色々なゲンガーがおり、またそれぞれ全くデッキタイプにもタッチで入る可能性があるので
読めないところがミソです。最近だとゴースのまっくらやみ狙いで別デッキに1枚入れたところ、
ゲンガーも1枚入れちゃえって方もいるそうなので対策必須。


【得意】ギャラドス、PP依存デッキ、ドンファン⇒要するに一点突破タイプ
【苦手】バンギラスその他悪系、ユクシーカゲボウズなど



バンギラスギャラドスはPPを持っておらず、
またガブレンもシャドールームがそんな有効というわけではないので、
予選ならまだしも本戦では使用者が少なくなりそうだと勝手に思っています。



実際どうなるかわかりませんけどねえ。



僕も僕なりのゲンガーでがんばりたいと思います。