ケータイをなくすと困るのである。

肌身離さず持っているケータイをいざなくしてみるとあぁ困るなぁ困るなぁ何もできなくて困ってしまうなぁと思うほど困らないことを今日知り、困るのは困るのだけど昔はこんなやついなくたって友達も恋人も待ち合わせをしていたのであってそれで困るってえのはつまりケータイに振り回されてる小物じゃねえの、とたいそうなことを口にするも昨日会った人が巧みにiPhoneを操っているのを見てケータイこそ時代の変化の表れだぁ、ケータイを持ってねえやつなんざレベル2のコラッタみてえなもんだ、と思ったところでつまりケータイをなくしている僕はレベル2のコラッタみてえなもんなのでマサラタウン周辺でビクビクしながら暮らすほかないし、すばやさの努力値目当てにやってくるトレーナーとかほんと根こそぎ溶けてしまえばいいと思う。



結果から言うとすぐに取り返せたので安心したのだけれど
メールが15件くらい着てて焦ったのに
そのうち13件がメルマガだったので本気で泣きそうになる。



取り返してケータイをいじり出したところでふと思ったのだけど、
ケータイが普及した今だからこそ恋人との連絡なんかは簡単に取れて安全確認も取れるのだが
例えば通じなかった場合をはじめケータイの守備範囲を超えてしまうところに恋人がいる場合
どうやって安否を知るのだろうか。


いやまあただ単に今日は飲みで遅くなる、というだけのことなんだけれど
必要以上に心配性なぼくはもーそれだけで心臓ばくばくになるのであって
どうかどうか無事であってほしい、と切に願うばかりなのである。
多くの場合それはただの取り越し苦労なのだけれど。


さて困った。
心配なのとコーヒー飲みすぎたせいで今夜は眠れなくなってしまった。
眠れないと明日の予定に支障が出るし
心配したところでどうにもできないのだけれど(ここが重要)
そこはかとなくなんとなく眠れないものは眠れないので
どうしたらいいものか、と困ってしまった。





そんなわけで、ケータイをなくすとすごくすごく困るのだ。