パブにひとりでいってきた。


父の友人で、亡くなる直前まで非常に仲の良かった女性が
隣町のパブで働いているというのでお呼ばれしました。


9時に店入ったんだけど、まだ全然ひといないなー…


きょろきょろしてると、
なんか明るそーなおねーさんがカウンターから乗り出し
「もしかして、チャンくん?」
ええー! 親父ったらこんな美人と仲良くやってた(変な意味じゃないよ)のか!


父がよく座っていた、という席に通され、
そのおねーさんが焼酎の水割りを作り、渡してくれました。



「お父さんはね、こーゆー店に来る他のお客さんと全然雰囲気が違って、
 楽しくて冗談も言うんだけど、常に紳士的だった。
 チャンくんが来るって聞いて、お父さんと似てるのかなーって思ったけど…
 あんまり似てないね」


悪うござんしたね。






最近父の知り合い友人の方とよくお酒を飲みにいきます。
そのたびに父の昔話を聞いて楽しんでいるんですが、
元カノやらバカ話やら暴露されてることに関しては親父どう思ってるのかな、苦笑いしてるのかな。






皮肉な話ですが、父の人生をあとから追っている気がします。
父の人生をもういちど再生しているような。
これだけ多くの人に慕われて、本当に気のいい親父だったんだな、と僕は誇りに思います。





2月に父を偲ぶ会を友人知人交えて盛大に六本木のライブハウスで行うことになりました。
久しぶりのイベントディレクションに、なまっちゃった僕の腕も使うことになりそう。
バンドもふたつ出演して、楽しいイベントになりそうです。





帰りは焼酎で酔っ払った頭を振り払いながら、
父の住んでいた隣町を自転車で流します。








いろんな経験をして、いろんな人に好かれてる人間って、強いなー。