アヒルと鴨のコインロッカー
- 出版社/メーカー: デスペラード
- 発売日: 2008/01/25
- メディア: DVD
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伊坂幸太郎は数年前から大ファンで
実は文庫なんかは全部読んでるんですが、
2つ目に読んだ「鴨とアヒルのコインロッカー」が映画化。
実は原作では小説だからこそ可能な、
いわゆる「叙述トリック」を使った作品です。
これを映画化するってのはどーゆー風にやるのかなと思ってたんですが、
いやはやこれがまた。よくやってくれましたよ。
トリック自体は映画らしくカバーしてたんですが、
きちんと映画らしく作品として完成してて感心。
別に頭を使うわけではないのだけれど、
物語のあちらこちらに伏線が張ってあるので
その完結の仕方に注目するとより楽しめます。
ブータン人のドルジを中心としたちょっとした人生のストーリー。
ストーリーに迷い込んでしまうのは、引っ越してきた主人公。
2時間程度のおはなしを包み込むはボブ・ディランの名曲「風に吹かれて」。
ついつい「やるなあ、監督」とうなってしまう一本です。
あなたも、この乾いたストーリーに参加してみませんか?