Rock&House


そういえばここ数カ月新しいCD買ったりしてないのです。
以前は給料日ごとに2,3枚買ってホクホクフヒヒとニヤついていたのだけれど。
ライブ行く回数も減っちゃったし、どーも時間と金が足りないらしいなあ。


つうわけで。



ダーク・ホース

ダーク・ホース

ニッケルバック
洋楽をはじめとしてロックを聴く機会が激減していた僕。
どーも最近視聴してても何かの焼き直しのよーな気がして敬遠してたのだが、
これを聴いて一瞬で目が覚めた。


黒と重。


この一枚を表現するならこの2文字だ。
内臓を鷲掴みされたあげく内側から鳴らされるようなドラムの重さと
先の読めないテンポの変動に、正直どのタイミングで試聴を止めればいいのかわからなくなった。
止められるはずもない。ずしんと腹に響きわたるこの頑強さは例えるならひと振りの鉄槌。
「ダークホース」の名に相応しく、誰もが予想しえない衝撃を見舞ってくれる。


聴き進んでいってもまったく飽きの来ない構成が何よりの驚きだ。
ロックのアルバムなんてせいぜい似たり寄ったりの曲が集まっただけじゃないか
などと思っていた自分が恥ずかしいとさえ思える。


これこそまさに「ロッキンポ殺し」。
湿った生木に一瞬で炎を生じさせる音楽が、ここにある。




the ジブリ set

the ジブリ set


DAISHI DANCE(以下DD)。


誰もが認める名曲を、
誰もが認めるアーティストが手がけるとどうなるか。


あなたの知るあのメロディが、DDの手によってより繊細に、よりダンサブルになって耳から脳へ、そして心へと沁みわたっていく。
スタジオジブリのカヴァーアルバムとなる今作品は、もともとの作品のイメージを踏襲した上、改めてDDの世界観へと変換させられていて、その過程を楽しむだけでも手に取る価値はあると言える。もちろんそれぞれが名作ジブリの各テーマソングであるから、それぞれのストーリーを頭の中で再生しながら聴くにも充分に楽しめるが、僕としてはやはりだからこそDDのハウスミュージックへの入り口として聴いてほしいと思う。
まさか視聴コーナーで涙をこぼしかけるとは夢にも思うまいよ。
これは一回目だけはすべての音を遮断し、目を瞑り集中して聴いていただきたい。


それだけの威力があるのだ。
美しい風が耳を通りすぎていく心地よさは、誰にでも沁みわたるはず。
ただ単純に、音を楽しんでほしい。


これからの日本の美しさとは
こういうものなのかもしれない。