Mr.ビーン 劇場版
- 出版社/メーカー: UPJ/ジェネオン エンタテインメント
- 発売日: 2008/07/09
- メディア: DVD
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ご存じコメディの代表作ともいえるMr.ビーンの劇場版。
けっこー最近だったっけな?
でも当然1800円も出して映画館で観る気も起きなかったので、レンタルしてみた。
簡単にストーリーを紹介すると、
抽選くじでフランス行きの旅行をゲットした変なおじさんことMr.ビーンは
丁度映画祭が行われるカンヌに向かう途中、
ふとした偶然(つうか必然)で一人の少年と同行することになるんだけど
一挙手一投足がいつも通りのアレなもんでいろんなひとに誤解されてしまい、
「要人の息子を拉致した外国人誘拐犯」に仕立て上げられてしまう。
まぁそれに気づくはずもなくなんとかカンヌに向かうのだけど
やれやれ無事に着くのかしらって話。
まぁ誘拐犯っていうか愉快犯(意味違う)なんだけれども
痛々しいその挙動がなんだかんだで人々に温かみを振りまいているってゆーのが
現実ではありえないだけに羨ましいとまで思える。
本人にそんな自覚は当然ないんだろうけど、「こんな人間いたら世界が楽しいのだろうなぁ」と思う。
「ライフ・イズ・ビューティフル」の主人公のようなイタリア的明るさがビーンにはあるよね。
いやこいつ完全にイギリス人なんだけれど。
んで、もちろんひとつひとつのコメディ要素は笑えるんだが、
今までのシリーズのように大・爆・笑! ってのはなかったかなあ。
若干オチが見えちゃうギャグが多かったのも残念。
だけどそんなギャグなんかも詰めの部分でのつじつま合わせだと考えれば
まったく問題のないストレスのない作品になる。
むしろ小さい笑いに力を込めるのではなくて
「映画」として伏線や布石散りばめていたのだと思うと、
綺麗に完成した話だと思えてくるから不思議。
要するに「Mr.ビーンだから」と笑いの敷居を上げすぎなければ観やすいと思うよ。
ところでこんだけビーンというイメージの強いローワン・アトキンソンだけど、
意外にマジメな顔するとかっこいいんだよね。
不覚にもこの人のプライベートが見てみたいな、と思ってしまった。
いや、絶対に知り合いたくはないけども。