フーリガン

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昨日サッカーを見に行ったつながりで借りてみたという短絡的な自分が大好きです。


以前世間を騒がせたサッカーの過激なサポーター「フーリガン」の話。
一般的な意味合いで言うと自分のクラブを過剰応援する気持ちが悪い方向に回りだして、相手クラブのサポーターとぶつかって喧嘩したり物を壊したりするといった、要するに「マナーの悪いサポーター」って感じなのかな。違ってたらごめんなさい。
んで、今回のこの映画はそんな社会現象を客観的な視点で浮き彫りしていく…のではなくて、
数あるそんなフーリガンチームのひとつの中で生まれた、情熱と友情の物語。


彼らにとってサッカー(フットボール)を応援するというのはある種生きがいであり義務であり人生であり、それと同時にその自分の選んだ生きがいを守り抜くためにはどんな手段も厭わないものなのです。だから自分の(精神的でも物理的でも)縄張りを守るためには戦争もするし、勢力を固めて強くする。
この話の場合それが偶然フットボールであったってだけで、人はそれぞれどこかしらそういう部分を持ってるはずです。だから僕はこの映画に共感をしたし、人生をかけたピートの生き様を目に焼き付けたし、自分の道を選びなおしたマットの背中を見送ることができたのです。
行き過ぎた行為はもちろん許されるものではないけれど、守りたいものを守るために戦うのは生きている以上必ず必要になるはず。
なんとゆーか、任侠映画のよーな雰囲気すら感じた。男気溢れてだだ漏れですよこの作品。


これぞ青春、これぞ熱血!
男子なら見ておけ、これが僕らの戦争だ!