バンビーノ!


最終回。




もともと僕はこの原作の漫画「バンビーノ!」が大好きで、
しかも主演の松本 潤がこれまた大好きで、
てことはこれ見るしかなくね? 見なきゃ損じゃね? 見ないと目玉をほじくるぞ? オマエノメダマが好物ダ! ギャー!!!(ひどいテンションです)(のっけから申し訳ない)



例によって原作とベクトルがじわじわとずれてゆくんですけど、
このドラマの場合はそのずれ具合も良いと思いました。
新年度開始の時期もありつつだと思うんですが、ドラマ版「バンビーノ!」のテーマ「社会で一人前になるということ」の表現は見事に成功したように僕には見えます。新しく社会に羽ばたいたばかりの人、これから羽ばたくために準備をしている学生さん、社会の辛さにぶつかり自分を見失いかけてる人。全ての人に力を与えてくれる、そんな作品になったんじゃないでしょうか。
かくいう僕(と同期)もここ数ヶ月仕事でひどくひどくひどく落ち込んでおりまして、自分の仕事はこれでいいのか、自分がうまくいかないのはなんか理由があるんじゃないか、もしかしたら環境のせいじゃないか、もっと自分に合う仕事があるんじゃないか、なんて心のどこかで思っていたこともありました。あんまり落ち込んだもんだから身体が動かなくなったり軽い痙攣や吐き気に見舞われたことも。
それでも自分にムチ打って月曜の朝に革靴を履いていました。




そんな中、作中の下記ふたつのセリフにずどん、と撃ち抜かれました。


「目の前の仕事に夢中になれない奴に、夢を語る資格はない」
「辞めても誰も文句は言わない。でも辞めない。だって自分でこの道を選んだんだから」





やっぱり自分はここ最近になって精神そのものがなまりきってるんだなあ、と思いました。
なんにでも食らい付いていこうというキバそのものが磨かなすぎて虫歯になっちゃったんじゃねえかと(前回の話への強引な接続完了)。たった1年で自分があまりにも弱くなったことを実感しました。ま、それと同時に成長した部分も勿論あるんですが、ハングリーさは失った気がします。



そんなとこへの松潤のあの楽しそうな顔ったらもう。



仕事が、やりたくなる。
人生を、楽しみたくなる。
ひたすら前かがみに、走り出したくなる。




ストーリー云々はもちろん1クールの少ない中に
凝縮されてるのでそりゃ駆け足でしたけど、
あの松潤演じるバンビこと伴 省吾のひたむきさだけが僕の中に残った気がします。






うん。





ぃよーし! 明日も仕事がんばるぞ!
あなたもいっしょにがんばりましょうっ!


We can make it.