ジュペッタについて本気だして考えてみた

ジュペッタex


HP90 超タイプ  弱点 悪(2倍) 抵抗 闘(−30) 逃 1


ポケパワー「シャドームーブ」
このポケモンがバトル場にいる限り、自分の番に1回使える。自分または相手の場のダメージカウンターをひとつ選び、自分または相手の場に乗せかえる。このポケモンが特殊状態のとき、このパワーは使えない。


超無  かげのじゅもん    30+
自分のトラッシュにある「サポーター」の数×10ダメージを追加する。追加できるのは6枚ぶんまで。


というわけでジュペラミです。
最近ハッサムやDPポケモンのポテンシャルの高さゆえ環境についていけなくなりつつあるデッキですが、とりあえず1年以上このデッキを使っている身としてはまだまだ改良できるだろーと思い、なんとか使えないだろうかと日々考えております。
ジュペラミといえば、ヤミラミのポケパワー「ほりさげる」と手札トラッシュ効果のあるホロンサポーターを主軸にカゲボウズの「かくせい」を使い2ターン目からコンスタンスにダメージアップを図る中型デッキですが、そのコンセプトのカジュアルさから様々なギミックを搭載するデッキが増えています。自分好みのジュペラミを作れるのも、このデッキのいいところですね。
耐久力のなさは折り紙つきなので、苦手なデッキが多いのが弱点。どうにもメタに上りきらない感が拭えません。



スタンダードなジュペラミの構成は、
ジュペッタ
ヤミラミ
・リムーブ&リバース各4枚
・クリスタルビーチ
・導師をはじめとしたホロンサポーター(及びトランシーバー)
となっています。ここから削ってギミックを増やすか、
もしくはその安定感を活かしてプレーンな型でいくかは好みの分かれるところです。



ちなみにリムーブ4枚積みのこの型は現在猛威を振るっているハピナス単に対して優位に立つことができます。厄介なホロンGL、もしくはヤミラミの無色抵抗を無視するFFをトラッシュすることができ、左記エネルギーは基本エネルギーではないため回収が容易ではないという理由ですね。これによりヤミラミの「かなしばり」でHPを削り、フィニッシャージュペッタで立ち回ることができます。相手の封印の影響が少ないのもこのデッキの魅力といえるでしょう。
また、ロケット団の幹部を積んでいるのであればクリスタルビーチを絡めてカメルギアの邪魔をすることも。もちろんそれだけで対抗することはできないため、これ以上になんらかのギミックが必要になります。



チャンピョンズリーグでも少なからず使われたこのデッキ。
いくつか型の例を出してみましょう。


ルージュラδ型
自身の炎タイプ及び周辺の超タイプの逃げるコストを1つ減らすポケモン
ベイビィであるムチュールともに導師で引っ張ることができるため、簡単に展開することができます。
レインボーエネルギーは大概のデッキに入っているため、一応戦うことはできますがやはり基本はベンチにて待機でしょう。
ヤミラミと相性のいいアンノーンAのサポートができるのも心強いですね。
このタイプの場合自然とシャドームーブの回数を増やすことができます。軽いジュペッタならではのパフォーマンスですね。


■ルナトーン&ソルロック
無色及び炎タイプのポケパワーを封じるコンビ。
4枚戦、6枚戦ともに活躍するドロー系ポケパワー持ちの無色ポケモンピジョット、ポリゴン2)を止めることができます。
δミロカロスやδミュウツーなども邪魔できるほか、DP2キュウコンの「いろばけ」を封じることができるのは頼もしい。
どちらかというと6枚戦用ジュペッタに入れてみたいコンビですね。
宇宙センター以外ではなかなか止めづらいというのも相手からすれば厄介。


ミュウツーδ+α型
多くのデッキで使われているテクニックです。
現存のエネルギーを特定のポケモンに付け替えることで奇襲を行えるもの。
ジュペッタでは歯が立たない相手に対する切り札として使われますが、関西の煮物くんがミュウδと組ませてハッサムの「ふりおろす」を「まねる」で使い、絶望的といわれた対ハッサム戦に風を吹き込んだのは記憶に新しいところです。環境に応じて代えていけるため、面白いギミックといえるでしょう。現在ではPCGのウソッキーに張替え、湖の結界と組ませてハピナスへの対策とするのも面白そうです。


マタドガス
「おきみやげ」で相手のHPを減らし、「シャドームーブ」でとどめを刺すことができます。
1エネで発動できるため使いやすいですが、マタドガス自身に戦闘力はないため使いどころが難しいところ。「おきみやげ」を使うスキをうまくカバーできれば、「かげのじゅもん」で届かない大型に対する希望として使うことができます。相手にとっても大型を出しづらくなるプレッシャーも含めて、無視できないポテンシャルをお持ち。


ブラッキーex型
僕が春道調整で入れたギミックです。初明かしになるかな。
リバース4枚の枠をイーブイブラッキーに割き、運要素になるリバース効果を確実にしたもの。
ポケパワーもさることながら、1エネ逃げる拘束PP封じが可能なので、相手ベンチの主要サポートポケモンを擬似ロックすることが可能です。また、ミラー戦では脅威を誇り、呼ばれたジュペッタは超抵抗とPP封じのため何も出来なくなり、特殊悪エネルギーやプラスパワーを駆使すれば2撃で倒すことができるので心強い相棒に。
ただし封印全盛期の現在では非常に使いづらいため、同じスロット数ではトレーナーであるリバースに軍配があがるのが実情です。
また最近多いルカリオに弱いのもどうにも。うーん、厳しい。







他にもこれから環境に合わせた改良型ジュペッタが出てくると思います。海外ではジュペッタヘルガーなるデッキもあるそうですしね。
チャンピョンズでは相手依存のルナソルに対し、能動的に使うことができるルージュラに人気が集中したのも頷けます。このデッキの何よりの強さは「速攻」よりむしろ「安定性」ですからね。…ところで、ルージュラδがいるからベロリンガδってのはわかるんですが、エレブーδって1:1積みしても強いもんなんでしょうか。僕は使ったことがないのでなんとなく疑問が残るのですが、どうなんでしょう。



DPの高ポテンシャルポケモンが増え、日に日に「ex」という枷が重くなってゆくジュペッタ
いつまで通用するかわかりませんが、まだまだ研究の余地はあると思ってます。
がんばれジュペッタ、いつかレギュ落ちするその日まで。
がんばれジュペッタ、自分を捨てた人間どもへの復讐はまだまだ終わらないぞ。