横濱カレーミュージアム

祝日だけど水曜なので早起きだってへっちゃらなのさ。

ってわけで横浜にて友達の所属する音楽イベント団体が２５日に人手が足りないってんで僕も参加させてもらうべくミーティングにお邪魔してきました。やー、なんとゆーか、いいね、この空気。適度に緊張感があって、それぞれの思惑とメンバー同士の距離感、そして何よりイベントを成功させたいという確固たる意思がみんなから伝わってきて非常に有意義でした。当日は僕も頑張らなきゃ。

その後昼過ぎからは別の友達と待ち合わせ。
自他ともに認めるカレーヲタな僕らで、今日はっ、『横濱カレーミュージアム』にやってきたのでしたー！　イェー！　カレー！　戦隊もので言えば確実に黄色の位置ー！

いやいやあのね、なんか以前から一度はいってみてぇなーと思ってたんですよ。そったらなんか「３月で閉鎖しますよ普通に」と誰かに耳打ちされましてね。え、え、このままいけんかったらカレー好きの名が折れるじゃないのよ、この瞬間に行かなくて何がカレーヲタなのか僕らそんなにカレーヲタだったっけ！！とゆーテンション。ま、きっかけって大事ですよね。

朝からなんも食わずに迎えるは１４時半ですよ。もーおなかぺこぺこ。だってのになんか祝日だからかみんな考えること同じなのかすっげー混んでて、こりゃあ餓死も視野に入れるべきか否か議論すべきなのではないかの瀬戸際のところでやっとこ入場。あーもーとにかくなんか食わせろ。

内装はアレですね、やっぱ池袋のナンジャタウンや新横浜のラーメン博物館によく似てます。インドインドしてる感じじゃなくて、むしろレトロ。昭和くささを感じさせるチラシやＣＭがわんさか流れててですね、並んでるあいだそのＣＭ１５分くらいガン見してましたけんね。昔のＣＭって必死すぎていいわぁ。

全部で１０軒以上のお店があったんですけど、
そのほとんどがレギュラーサイズ１２００円前後、
お試しのハーフサイズが７００円前後。高ぇー。
全てをハーフで食べるだけでも１万くらいぽーんと飛んじゃうので、
うまい具合にやりくりして安く数をこなしていきました。
テーマパーク内なのに男二人でカレー分け合ってんだぜ。絵的にこれ以上ひどいものはないと自負します。キモくてごめん。

んーで、大体合計３時間くらいかけてだいたい回り終わる。
食べてみておいしかったベスト３は以下でございます。

１位　パク森

「人気ナンバーワン！」を謳うだけあって確かな味とボリューム。ライスの上にひき肉入りのドライカレーが綺麗な円状に盛ってあって、その上にさらにニンジンベースのオレンジカレーやほうれん草ベースのグリーンカレーなど、豊富な種類のカレーソースいずれかがかかっている。煮込んだ野菜の甘さとそのほのかな食感がそこらのカレーとの差別化を図る。ぶっちゃけ、唯一これだけにはもうちょい金払ってもいいと思った。

２位　アジアンランチ

本場のイエローカレーやグリーンカレーを扱うしゃばしゃばした感じの本格派カレー。僕は白カレーを頼んだのだけど、ざらざらとした食感とジューシーな鶏肉がすっきりした辛さの中に共存しており、おなかいっぱいい状態の最後に食べたにも関わらず、非常に満足した。お試しじゃなくてレギュラーで頼めばよかったかなぁ。

３位　湘南カレー　紅

最初に入ったお店。僕はチキンとガーリックのカレーを頼んだのだけど、お試しサイズでなかなかボリュームがあって、かつガーリックのサクサク感がカレーの深みを引き立てる。カレーそのものにかなりのコクがあるのだけど、それを洗うかのようにシーザーサラダが添えてあって、おなかがすいてたのも手伝ってかなりおいしかった。これならまた食べたいかも。

その他はお試しサイズがすっげー小さかったり、もしくは味に新しさが見られなかったりで残念な結果に。沖縄の琉球カリーは相当に甘くてそれはそれで個性があったのだけど、肝心のラフテーが固いという絶望的なマイナスポイントに失望を隠しきれなかった。あれじゃささみだよ。
最終的に１２杯くらいのカレー（もちろんハーフサイズばかりだけど）を食べたのでもー死にそうなくらい腹が膨らんでました。辛い食べ物だから水けっこー飲んでたのもあるかもしれない。

んじゃ締め行きますかとゆーことで最初から気になってた「ハバネロビール」とかいうのがあったので頼んでみる。持ち帰りはできないみたいだからフードコートーにグラス二つで早速飲む。いやー今日はおつかれさん、カンパーイ！！

（´皿｀）

まずっっっっ！！
ビールの酸味やのど越しどころの話じゃなく、のどに焼け付く無駄なハバネロ！　なんかそれを申し訳程度に中和しようとしているハチミツの香り！　本来爽やかな口当たりを演出する炭酸が口を、喉を傷つける！！
それぞれの材料がそれぞれのいいところを殺しあってる、まさに殺伐としたハバネロビール。これ…全部飲むの？

「どうしようか…」
「まずいね…」

量飲めるのが利点のはずのビールなので、５００ＭＬのビン一つ男二人で飲みきれないってどんだけマズく設定してんだよ。しょーがないのでこっそり水道に流し、ビンもこっそりお店に返し、そそくさとカレーミュージアムを後にしたのでした。
さようならカレーミュージアム、もう二度と来れないけど、閉鎖しなかったとしてももう来ないよ！

おいしかったカレーの数々をドリンク一杯で台無しにした、
僕らのチョイスに改めて乾杯！