さくらん


てめぇの人生、てめぇで咲かす!




ビッグネームが名を連ねる話題作、「さくらん」を観てまいりました。
ホントは吉祥寺あたりで見たかったんだけど、けっこーやってるとこ多くなくてですね。フツーに新宿コマ劇前にいってきました。


僕はもともと安野モヨコの漫画が好きです。
知ったきっかけは「美人画報」だったりしたんですが、
それにつられて「働きマン」や「花とミツバチ」なんか読んでたりします。
働きマンとか本当にお勧めですよ。僕学生時代に読んだんですが、なんかすっげー仕事したくなる。というか、自分のやるべきことにきちんと向き合えるようになるので万人に勧めたい作品です。きっちり3巻とも買ってます(笑)


んで「さくらん」はまだ読んでなかったのでもうものすんごい楽しみにしてました。音楽が椎名林檎ってのも大きなポイント。僕彼女の世界観大好きですもの。
このお江戸の町で一体どんな感じに林檎節が響くのか!?







(鑑賞中)



















うん。


















ネタバレになるのでストーリーは割愛しますが、
とかく絵、描写、構図が綺麗の一言。
暖色と寒色の混ぜ方が実に写真家である蜷川監督の個性が出ていて素晴らしいですよ。基本的な色構成が赤と黒だからゴス好きな方にも人気出そうだし。陰陽はっきりした線の強さで映像の一つ一つが引き締まってる。もうどのカットでストップしてもそのまま保存してデスクトップ待ちうけにしたいくらい。それくらい美麗な画でござんした。
それで肝心の椎名林檎の音も実に、実にマッチしててですね。
しかも場面ごとに全部違う曲なんですよね。
なんでかっていうと、出たばっかの椎名林檎(&斉藤ネコ椎名純平)のアルバムから引用してるからなんですね! ええとつまりですね!





90分間の椎名林檎のPVを観ていたわけですね!!






それをどう取るかなんですよ。
音と絵があんまりによかったので(微妙かなと思っていた)ストーリーはなくてもいいかな、という結論に僕と彼女は至りました。
これ今後安くDVD出たら買って垂れ流しにするのもいいなぁ。
家で「かける」のも悪くなさそうです。


なんて思ってたら、この作品まさしく
「鉢(モニター)の中で舞う金魚(絵)」
になりますね。あ、まさかそれを狙って作っていた…ッ!?












というわけで関係ないですけどその後ハッチに彼女とメガネ買いにいきました。そこそこの値段でイイモノが買えたのでお互い大満足です。