音楽。
なんというかアンテナを広げるというのはもう本当に楽しくて、
毎日を輝かせるのに「興味」というのは非常にすばらしいものだと思うのです。
で、僕の音楽の知識なんて別に大したことはなくて、せいぜいJ-POPの流行を若干掴んどくくらい。
あとは80年代の洋楽と青春系ロックバンドを少しかじってる感じ。
なのだけどそういったアンテナってのは広げただけで何かしらひっかかってくるもので、
なんとなくノリでフリーライブとか路上演奏を見て回ってたらじわじわと知り合いもできてきたりするわけ。
そんな中に実は幼馴染がいて、それと去年再会をしたのですよ。
彼はヴァイオリンをやっているのですが、その腕ひとつでジャズのバンドをやっていたり、最近では大阪でまた別のバンド組んでるみたい。
そんな多忙な彼のアポがようやく取れたので(笑)、メシでも食おうかって話になって。
会社終わったあとにスーツのまんま彼のいちつけのお店がある初台に行くことに。
んで行ったらなんか彼女連れだし。ええー。こ、この野郎どんだけ幸せなんだッ…!
彼と彼女はそれぞれ音楽をやっていて(っていうかそれで知り合ったんだけども)、またそれぞれの音楽観ってのがあるんだわな。
だからよく聞く話だけど、「恋仲と同じバンドは組まない」らしい。そだね、どっかでもつれちゃって仲たがいは嫌だものね。
で、彼は彼なりに人生設計みたいなのがあって、今この時点でひとつ落ち着いたんだって。
20代ってのはホントに大事で(もちろん10代だって30代だって大事だけど)、自分の進むべき道を本当の意味で選ばなきゃいけない時期。
なんでもかんでもお試しで進んでる時間はないし、ちんたらやっていたら同じように成長している同期にどんどん抜かれていってしまう時だから、否が応にもひとつひとつ「決定」していかなきゃいけないわけだよね。
音楽に限らないけどアーティストってのはある選択肢があって、
それは「自分はプロデューサーになるか、生涯アーティストでいるか」とゆーもの。
プロデュースを何度か経験して会社も経営したあとに、
改めて「アーティスト」の道を選んだ彼を僕は本当に尊敬する。
本当に長く人生を見てるんだなぁってのと、
本当にヴァイオリンを愛してるんだなぁっての。
そんな彼の新しいバンド「シベリアン・ニュースペーパー」。
6月発売のCDをいただいちゃいました。
民族音楽にヴァイオリンを取り入れ、新しい世界観を生み出す彼とその仲間の新しい道。
1stアルバム「ASIATIC SPY」。
もし店頭で見ることがあれば、ぜひ手にとってもらいたい。
たぶん聴いたことのない鼓動がリアルに伝わってくるはず。