スゥイング・ガールズ
- 出版社/メーカー: 東宝
- 発売日: 2005/03/25
- メディア: DVD
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ウォーターボーイズの矢口監督が送る、女の子版「ウォーターボーイズ」。
と、思わせておいて。
実はかなりベクトルの違う作品に仕上がってると思います、コレ。
何もやることない人に青春を与える方向ではなく、飽くまで一時のアンテナ拡張、みたいな。
なにはともあれ音楽を始めるというのは大変ですよね。
結局は体力勝負なわけですし、筋トレ、ジョギング、呼吸訓練は基本だし辛い。
今回のテーマは「ジャズ」ということで、特に意外性は出してないのが特徴。
女の子がジャズやるのって別におかしいことじゃないですよね。まぁジャズはジャズでもビッグバンドジャズということで、ギターも入ってたりします。
で、何が面白いかというと。
練習風景描写のコミカルさから、「ついに音がまともに出た!」という喜びが前面に出ていることだと思います。
楽器って、ちゃんと力加減を知らないと基本の音すら出せない。だからこそ、「プフェー」とか「ピヒー」とか鳴ってた自分の楽器が練習に応えてくれたときの喜びはまさにひとしおなのではないでしょうか。
や、僕楽器やってないんで詳しくはわからないんですけどもね。だけどなんていうの、「楽しそうにやってる」のを見るとこっちまで嬉しくなってくる。
あと「音を出す」という性質上、演奏する場所を探すこと自体が大変。ただゲリラライブやるだけじゃなくて、販促の手伝いをしたりと割と現実的なのがいい。
ちなみに今回も先生役で竹中直人が出てきます。
だけどあんまりカッコイイ感じじゃあないので、彼の二面キャラ(超シブい時と超オチャラケキャラね)の後者の面が出ててカワイイ。
もともと最近ジャズに興味を持ってきてたとこにこれだから、普通に面白かった。あくまでB級としてね。
なーんか楽器始めたいけど、今はまだやめとこ。
【作品内の】ところで関口が萌えです!!!【主張】