あらしのよるに

今日はひさびさにあったかいですね。
陽気、ともいえるポカポカさに思わずウキウキしてしまうものですが、
待ち合わせの時間まであと5分なのにあと1時間半かかります。




彼女とひさびさにでかけよう、それならば映画を見ようということで観てきました、「あらしのよるに」。
講談社の企画で映画化されたこの絵本ですが、シリーズも期待されているということで確かに注目の作品。ほんわか系ストーリーが好みの僕にはいい映画なのかもかもと、シネコンの席に身体をうずめスクリーンを見上げました。


んー。



終わったあと彼女も言っていたのですが、「1800円出す映画じゃない」かな。ファーストデーとかなら全然あり。
原作ものによくある詰め込みもあってか、割とうすっぺらい感じになっていました。や、絵本だからとかそういうのじゃなくて、物語そのものが。
とはいえガブのもともとの孤独感とかいったものはよく描かれてたし、一度苦楽を共にした相棒と何がなんでも別れたくないという必死さは確かに感じられた。メイが自分を差し出すエピソードなんかは最初のフリでぜってーあるんだろーなーと思ったらあっさり出ちゃってそれはありゃりゃ、みたいな。
みどりの森を目指してがんばる二匹を応援はしたくなった。どうせなら周りの動物たちも祝福すりゃよかったのに。

もしメイがメスだったらなぁ、と思ったけど、恋愛になっちゃうと無駄にめんどいからだろうな。これは「友情」でよかった。だけど成宮のあえぎ声が女性っぽくてびっくり。


最後のシーンはぼくとしては大好き。
ずっとずっと、仲良くやってってほしいと切に思った。


コミカルなシーンは割と多いので、DVDを借りてきてこっそり見るといいかもしんない。
そばにいる人に優しくなれる映画だと思いますよ。