それやったら満場一致で僕が悪い。





なんだかんだで三箇日が終わろうとしているわけですが、
親戚の集まりが新宿のホテルってのはどーかなーと思うわけです。
ちょっとお高い中華料理屋にいったわけですが、
うちの祖母が主賓のノリで、それを囲って上座下座に分かれて円卓に座り、
ターンテーブルを使って紹興酒とかお年玉とか、小言や愚痴を延々と回し続けるのです。イヤなテーブル。


普段自分の貧弱な財力ではこのようなご馳走にありつくわけにはそうそういかないので、
ここぞとばかりに平らげようと意気込んでいたのは2年くらい前まで。
今では油っこいモノよかすこしヘルスィィなもののほうが身体が欲しているようで、
ありゃこれがアレかしら、なくなるさんが手招きする理由かしらと思ってしまうわけです。


今年は弟が成人式を迎える年ですから、一応晴れ姿ってことでスーツを着ていきました。
それに合わせて僕もなんとなくスーツ。そろそろ貫禄とかも出てきた頃かな、と自分で内心ホクホクしていたら「相変わらず似合わない」らしいのでその場でスーツを脱ぎ始める23歳独身男! あ、なんか大人っぽい響きでいいよねコレ!


ところで、スーツにあうコートを弟が持っていないというので自分のを見繕ってやったら、
他に着るコートがなんだか見つからないなんてコトに。
こりゃ困るなぁ、おいちょっとコート返してくれといったら「なぜ」と問われるし、母やらいとこやらも「兄なんだから、すこしくらい我慢を」と4歳児に向けるような注意の仕方をするのです。え、ちょっとおかしくない?




仕方ないので腰にホカロンを仕込む僕を、誰か褒め慰めてあげてください。
弟の温かそうな顔にホカロンの砂をぶっかけてあげたい。