なんなんやろね。




リーダーというものがどういうものか、それはわかっているはずなんだけども。
組織というものがなんであるのか、それはわかっているのだけども。




温度差なんだろうね。要するに。あと、常識とコミュニケーション能力。




僕は仮面をかぶり続けるわけです。代表の、頼れる、人脈のある、人がいい、分別のある、責任感のある、仮面を。
それはごく当然のことで、個人的感情や要望だけじゃ組織は動かないし、タテマエとホンネは常に分けないと多人数とは付き合えない。
だから僕は誰の意見でも受け付ける。誰のどんな言い方でも聞いてあげる。判断を下すのは僕だけど、相手をないがしろのすることはしたくない。
だって、相手が傷つくのは見たくないもの。相手がつまらなくなるとかわいそうだもの。
みんな仲良くやれればいいじゃない。そのために僕が自分を殺せば済むのなら、殺して運んで埋めてやろうじゃない。
「みんなやる気だそうよ」と怒ったりしちゃ組織の個人々にやる気が沸いてでるなんてあるわけないのよ。そもそも興味の意識レベルに差があるんだから。それぞれの環境だったり、嗜好だったり、思考だったり、志向だったり。
だからそんな人たちにやる気を出させる「ようにコントロール」するのがリーダーなわけ。
チームを作るんでも、雑誌を作るんでも、企画を立ち上げるんでも、どんな作業でもそう。
だから「実力があるひと」「人脈があるひと」なんかお門違いなのよ。とっとと帰れアンポンタン。
リーダーってのは、チームの中で唯一孤独な存在。その程度の覚悟もないと、人は離れておしまいなわけで。
唯一並列でない存在で、対する相手は敵全員と味方全員。個人的にいっちゃえば、リーダーからすりゃ全てが敵。自分のことをなんでも言える相手は、少なくともその組織にはいないはず。
他の組織のリーダーをやっている人間か、もしくはその組織に属していながらも距離を取っていて客観的に見れる人間のみ。
あと、自分も客観視できる人間。








こんなことを考えるすべての原因が損得勘定だと気づいてしまうと、自分もすべても壊したくなる理由としては十分すぎるわけで。







だけどみんなはついてきてくれている。僕の話についてきてくれている。
だから絶対それに見合うものは提供したいし、快適な話し合いの場を与えてあげたい。
それが僕の責任であるから。自分で言い出した責任は、てめえで拭うから。



一人一人はこんなことを知っているはずもなく、また知る必要すらない。
言ってしまえば自分の立ち位置の発言だけで好きなことを言っていれば問題はありません。
万事オーケー。それがアナタのお仕事。ゆーますとでゅーいっと。なんにも悪くない。
僕は自分でやりたいからリーダーをやるのですから、
だから僕は今日も仮面を被るのです。
仮面の下でいったい僕はどんな顔をしてるのでしょうか。










仮面をしてるから、鏡を見たって自分でもわかりません。










あと、知りたくもないです。怖いのです。











それでは頑張ろう。血なんかもう吐いた。