本当の主人公は、このオレだぜッ!!!




今日のバイトは豊島園にて水道管の差し替えのために必要な穴を掘ること。
スコップとサンダーとガラ袋を用意し、ただひたすらマンションの表にある花壇を荒らすのが今日の目的であるわけなんですけども、こんなにも単純で、それゆえに身体全体を酷使する仕事は実にひさしぶりです。
血も涙もない様子で植栽を引っこ抜き、わびさびを演出していた石をどけてガラ袋にポイ捨て。デザイナーが見たら血尿ほとばしらせて号泣するんじゃないでしょうか。
で、業者さんと交代でえんらこらえんやこらとスコップを土に入れるわけです。


土を触るのって、よく考えてみたらあまりないことに気づきました。
だって普段歩いている「地面」だってこれはアスファルトやコンクリートですし、この「地面」が連なって「道」が出来てるわけですから、常日頃から土に親しむことはあまりしないわけです。
土ってよく出来てますよね。不必要に重くないし、もともとが粉みたいなものだから緩衝材にもなりますし、なにより温かい。
「こんな寒い日は、穴掘るのが一番だ」業者の竹尾さんはそういいます。身体を動かす全身運動にもなりますし、また土の穴に埋まってるわけですから温かいのですよね。こんな仕事も、たまにはいいかな。なんて、思ってしまうのでした。
ちなみに僕は黒のパーカーと黒のチノパンで作業してたのですが(もちろん汚れてOKのやつ)、土に汚れて作業していたら隣の美容院の方がやってきて
「その汚れた格好いいね。髪型もナチュラルだし、写真撮っていい?」と。


あれれ、僕モデルデビュー? ムホホ!
まぁ髪型は若干アシメ気味のミディアムウルフではありますけども、別段カッコイイわけでも。つうか朝忙しくてセットしてなかったしでも、僕だってついに写真に写る立場! こんにちは芸能界、さようならポケモン界!!!




「まぁたぶんネタだから明後日あたりにデータ消去するけどね」




ですよね。







で、仕事を終えて池袋に向かったんですが、サファリでカプエス2やってたらなんか隣の台が盛り上がってんの。おや、カプコンゲーが楽しいのはいいことですぞ? しかし、なんのゲームじゃろう。

ジョジョの奇妙な冒険 未来への遺産

ジョジョの奇妙な冒険 未来への遺産

うおージョジョだ! 僕が高校んときに大ヒットを飛ばしたカプコンの問題作が、今ここに推参!
バランスは若干壊れているものの、スタンドと本体の同時攻撃やそれぞれの個性を活かした戦略、また新キャラ対応などのネタ満載の意欲作。僕のマイキャラは花京院と丞太郎だったんですが、ほかにもちょこちょこ使えたりします。どうせ書き起こしなら、ミドラーがメガネかけていればよかったのになぁ。


見てみると対戦してるのは丞太郎とミドラー。時を止める能力に圧倒的攻撃力を持つスタープラチナ率いる丞太郎に対し、鉄を自在にあやつり自分のスタンドを車にしてぶつけたり矢にして射ったりと血も涙もないことをしでかす美女ミドラー。
一瞬のスキをつき、スタンドモードの「プッツンオラ」で勝利をおさめた丞太郎は、「やれやれだぜ…」とタバコをふかしてかっこつけたりしています。
ほほう、こいつぁ俺がディオで揉んでやるしかあるめえな、と乱入。
ディオと丞太郎、因縁の体験が、いまここに!



つうわけで勝利ー。まぁ本体モード主体にする丞太郎なんて空中ナイフで楽勝ってね。


でまぁCPUモードになるわけですね。ストーリーモードですから、ディオは丞太郎一味を一人ずつ片付けていくわけです。最初はアブデュル、次にイギー(このへんは原作ではヴァニラアイスに倒されています)。そんで花京院、ジョセフと続くのですが、一瞬だけ丞太郎が出てくるんですね。1ラウンドだけ戦うことになります。そいつもさくっと。
すると




「フン…ポルナレフはどこぞに潜んでいるな…どうでもいいがな」
ディオが腕を組んであたりを見回すと、
「くらえッ、ディオーッ!」ポルナレフが上空から襲い掛かってきます。
「アウッ」軽くいなすディオ。
そしてポルナレフとディオの決戦が始まるのでした…!




さて、このゲームでは「時を止める」コマンドが存在しまして、そのとおり相手の行動を止めることができるのです。ただし、発動のスキが大きいので対戦では容易に止められてしまいますが。
でもCPU相手ならやっぱやってみたいじゃないですか。せっかく必殺ゲージもためたし、時を止めてポルナレフを無残に葬ってみよう。そう考えたのです。
通常投げでポルナレフを遠くにすっとばし、僕のディオはコマンド完成、「時よ止まれッ!」発動!!


「ヒャッホホーイ!(ポルナレフの攻撃技。異常に飛ぶので移動にも使える)」
→ディオの目の前に着地。ディオは発動のタイミングで動けない。
「ぶった切ってやるッ!(ポルナレフの乱舞系超必殺技が発動!)」
→ディオ、シルバーチャリオッツに浮かされ、空中で無防備に。




『ブラボー! おお……ブラボー!!(無数のチャリオッツがディオをめった刺しに)』
『とろいぜ!!(決めポーズ)』


『ギヤァアァ! ギヤァアァ! ギヤァアァ!(エコー)』


KO! 


『立ちな! もう一度切り刻んでやるぜ!』






歴史が覆った。