アリス・イン・ワンダーランド


新宿も池袋も空き席がなかったので、結局毎度お世話になってる
六本木のTOHOシネマズにいって観てきました。公開初日。








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結論から先に言っておくと、3Dで観る必要はまったくなかった。
ただなんとなーく立体感はあるけど、ホントにただなんとなーくだし、
そのただなんとなーくのためだけに料金割増しするくらいだったら
飲み物でも買ったほうが有意義です。


んで肝心の中身だけれども、これがなかなかストーリーがまとまってなかった。
子どもの頃訪れたアリスの13年後のお話なんだけれども、
ぶっちゃけこの話は「アリスの世界観をパクったただのファンタジー映画」です。
キャラ説明をしなくていいから楽だー、
そんで大人になったからこその葛藤とか描けばいんじゃねー、感がひどい。
しかも物語のクライマックスである赤の女王との決戦シーンがやけに薄っぺらい。
最初っから予言の書みたいなもんで先をネタバレしちゃってるもんだから結末は見えているし
じゃあその結論に収束するまでのバトルシーンがすごいかっつーとまぁ最低限やってますよ、みたいな。
アリスの世界観をパクったせいでキャラが多いため、
そのそれぞれのシーンを出さなきゃと追われているせいで各キャラの出番が少ない少ない。
各役者さんもその役に徹しきることで精いっぱいみたいな感じになってて、
キャラクターがみな濃いだけに非常に残念。
あ、でもジョニデの演技はウィリー・ウォンカやジャック・スパロウそっくりだった。
このひとクネクネしかできないんやろか。


見どころとしては、その世界観の再現度かな。
さすがディズニーというべきで、うまい具合にあの奇妙なねっとりとした世界を表現できていると思う。
まぁ駆け足だったからじっくり堪能する間もなかったんだけどもね。もったいねえ。



なんかごちゃごちゃしてる間に(予言のせいで観客全員がわかってる)結末にたどり着くという
オチがわかってる話を延々とされるような感覚に陥る映画でした。



とゆーわけで、評価としては5段階評価で
☆☆★★★
って感じ。2つ。


ジョニーデップの演じるキャラ性だけが独り歩きしてたのかもね。
それもこれも過度に期待させた広告代理店のせいや


最後はジョニデの決めポーズでお別れしましょう。
さよなら、さよなら、さよなら!!



夜寝る前のあなたにおすすめしない笑顔。