ゲンガー(PCG5)

僕も大好きみんなも大好き、無印ゲンガーがついに白枠にも参戦しました。
僕といえばWEBの「やみのちから」ゲンガーを7年使っていたほどのゲンガー好きですから、ここで使わない手はありません。徹底的に、攻略することにしました。いいだろ、自己満足なんだよ。

ゲンガー 超  HP100

ポケパワー「カースシェイド」
このパワーは、相手の番に、相手のワザによるダメージで、このポケモンのHPがなくなったときに1回使うことが出来る。相手のポケモン1匹を選び、ダメージカウンターを3つ乗せる。


超  のろいのはどう


ダメージカウンター2個を、相手のポケモンに好きなように乗せる。自分に「リアクトエネルギー」がついているなら、のせるダメージカウンターは4個になる。


超超無  ちょうねんりき   60


弱点:悪
抵抗力:闘
逃げる:1


@基本すぺっく。

まず、このポケモンは「ワザが3つある」と思っていいでしょう。
超ひとつで相手の場に2つ、
超とリアクトで相手の場に4つ、
超超無で60ダメージ。


この時点でサマヨールexと同じ、あるいはそれ以上のコストパフォーマンスを有していると言えます。非力じゃあ、ない。
で、逃げるが1で割と身軽。HPが100というのは、ポケパワーの特性からいえば順当といったところでしょう。
そして、exでないために、流星の滝や各種道具の恩恵を受けることが出来ます。さりげに重要。


@何用ポケモン


基本戦術ですが、こいつの場合「立っているだけでプレッシャーになるポケモン」です。
エネもなんにもついていなくとも倒せばこちらのどこかに30ダメージが飛んでくるのですから、考えながら殴らなくてはなりません。
つまり、「ただいるだけでも戦力になる」ということですね。
ということは全員に均等にエネルギーをつけているのは若干効率が悪い。3エネ60はそこそこの効率とはいっても、もっと出力の高いポケモンはたくさんいますから、無理に打つ必要はありません。むしろ、メインなのはリアクトつきの「のろいのはどう」でしょう。
4つをばら撒けるというのは非常に強く、1ターンでツメとねっこの化石を破壊できたり、HP50のポケモン4体を危険に晒すことが出来ます。そして、2ターン目でそいつを撃破。
ワザマシン「岩」とも相性がよく、考えてばら撒くのが賢い戦術でしょう。あえて倒せないギリギリまで乗せ続けるとか、残りHP30になるように調整しつづけるとか。
「ちょうねんりき」を使うときは、呪いの波動を使っているときに不意にガチンコ勝負になったときや、どうしても目の前の的を今この出力で倒せればッ! ってときに1枚エネをつけて使うのがいいやりかたでしょう。もちろん、ヒマなときなら常に3エネぶん張ってあってもいいでしょうけど。


@エネルギーのはりかた。


ゲンガーのエネルギー展開には数パターンあります。
超(呪い可)→超リアクト(リアクト呪い可)→超超リアクト(超念力可)
Wレインボー(呪い可)→Wレインボー・リアクト(リアクト呪い可・超念力可)


上は普通のエネ展開。上記したように、2段階から3段階にあがるときは、踏みとどまって2体目以降を育てるのもありかもしれません。
下は出力優秀な超念力を、早く使うためのエネ展開。ダメージは50になってしまいますが、それでも普通の出力であることには違いありません。力の欠片を張れば60になるので、弱点をつく場合などはそれで調整するといいでしょう。
もうひとつ、スクランブルエネルギーを使った展開もありますが、それはデッキによるので割愛。


@exと比べて


ゲンガーexはHP150、2コス40+α、3コス60+40。
逃げ2、exなので道具などの恩恵を受けられない、など。


使ってみた結果なんですが、今回のゲンガーとは相性悪いです。
なんせ、能力はゲンガーのおよそ1.5倍なのに(数字がそんな感じ)、リスクは2倍なのですから。
ゴースト時代にうっかり張ったリアクトは無駄遣いするし、W虹は張れないしで構築的にも相性があまりよくありません。
なので、ゲンガーexは白枠で組むならそれ用ライン、黄枠込みならば非力なゲンガーの用心棒というカタチで参戦させるべきだと思いました。


@立ち回りかた。


せっかくのポケパワーとワザです、ベンチを狙わない手はありません。
なので、相性いいソースは
「相手をバトル場に踏みとどまらせる」
「さらにベンチを攻撃できる」
「相手のダメージカウンターによって効果が上がるワザを持っている」
などなど。
戦い方としては、「強い相手の足をひっぱる」といったところでしょうか。
決して正攻法で強いポケモンではないので(弱くないですが、他に強いのはいる)、自分がアドバンテージを取るというよりは相手のアドバンテージを鈍らせるという感じですね。こちらの土俵に引き摺り下ろすのです。
また、有名なコンボでは「呪いの粉」と組ませるのもありますね。もともとのポケパワーも相成って、ゲンガーを倒すとダメージカウンターが合計6個振ってくるのです。これは非exポケモンにとってはどう足掻いても半分以上のダメージ。かなりのものです。


ゲンガーを使う場合は、ワントップ型ではなく、多数展開型にしたほうがよいと思います。
2匹いるだけで相手にとってはワープポイントが使いづらいですし、3体いれば相当なプレッシャーです(なんせ、ダメージカウンター9個が確定しているのですから!)。
かといってそんなに軽いポケモンでもなく、2進化ポケモンなので4体は難しいかもしれません。というのも、リアクトエネルギーはデッキに多くて4枚までなので、1体に1枚しか張ることができず、そのプレイングはミスすると(別のポケモンに張ってしまう、ゲンガーに2枚使ってしまう)などしてしまうと、とたんにゲンガーは弱体化するからです。
退化させるワザと相性いいからといってユレイドル(PCG5)と組んでしまうと、気づくとリアクトがなくなっている、なんてこともありえる話です。特殊エネルギーを回収する手段はそう多くありませんから、相棒はリアクトなしでも動けるポケモンのほうがいいかもしれません。ゲンガーはあくまで「リアクトがあるから強い」ポケモンなのですから。


@僕が考えた相棒。


ノクタス(ex)
PB「とげとげどく」がのろいの粉と相性ばつぐん。
だましうちも手伝って、ベンチを狙うことが容易です。ただし、体力、出力低め。
exは「トゲでえぐる」がメイン。ゲンガーでばら撒いたダメージカウンターを利用するのですが、最大70ってちょっと低くない…?


ソーナンス(PCG5)
相手の逃げコスを増やしてやるぜフェフェフェ、というカワイイやつ。
ソーナノをADVにして流星を張れば、笑って呼び出しまくれるのでゲンガー展開に非常に役立ちます。
影ふみはぜひともW虹をつけてやってみたいもの。ゲンガーもW虹型になって、色々といいかも。


・悪ベトベトン
なんでいるのか。
ええと、ソーナンスと組む場合に一緒にいると色々と面白いですよ、と。
トリックジムでだましうちもできるし、色々と面白いのですけど、
HP低いしゲンガーが活躍できなくなります。あれ、本末転倒…!?


ヌケニン(PCG2)
通称ゾンビヌケニン
進化ポケモンなので呪いの粉を振るととんでもなく殴り甲斐のない奴に。
ゲンガーと一緒にふらふらしてるともう相手は嫌がること間違いなし。
ただ、決定力に欠けるので、ヌケニンとゲンガーで翻弄している間に誰かでっかいのを育てるといいかもしれません。



@まとめ。


メタになるほど強くはなさそう、だけど今後によってはまだ化けそう、そんなカードです。
なんせ悪弱点ですから、わるいポケモンだとかなんとか団のポケモンにいじめられてしまいます。
僕は現在ひとつ気に入ったデッキを組んだので、しばらくそれを使っていこうと思っています。おかえりゲンガー。



さぁ出番だ、死にぞこないたち。
逃げられない恐怖を、与えてやろうぜ。