あのジョジョが帰ってきたッ……!




読んでいるあなた。そう、あなたに一つビジネスの問題を出しましょう。
答えはありません。ただ、人をうならせる答えを出してください。




あなたはとある会社の営業部です。
実はある取引で、先方にひとつのソフトウェアを卸すことになっており、その期限は1週間後となっています。
相手はすでにそのソフトウェアを使ったビジネスを考案しており、その期限が破られることは許されません。
ところが、期限の1週間前、つまり本日になって、そのソフトに致命的なバグが発見されました。
その修理、改善にはどう頑張っても2週間かかります。


さて、あなたはどうしますか?





って、講義をサボって受けたエントリーシート対策講座に出ていた僕は、一番前に座ってたって理由で講師にそう話を振られたのです。
すでに一緒に受けていた友達は撃沈。「わ、わかりません…」とか「難しいっすね」とか「トイレ行って来ます」とか。で、ホントにトイレ行くし。帰ってこないし。
さて、あなたはどう考えますか?



要するに発想の転換力ですね。どうしても切り抜けられないピンチを、どうチャンスに持っていくかが、この問題の鍵なわけです。僕が答えたのは最後に記載することにしますね。一応僕の答えは講師にはウケたようですけども。
なんかその後僕は彼のお気に入りになったらしくて、なにかっちゃ話振られる始末。そのアゴに群生してる自慢のヒゲを燃やし尽くそうかと3回考えました。


いやはや、1500円払ったぶんの講義ではありました。ESの講義なんて、そうそうないですもんね。






ところで僕の友人や知り合いは割と年齢の幅が広いっていうか年齢知らない人のほうが多いので、年が一個くらい下なところで敬語なんぞ強要する人間ではないのです。問題は、僕は友人と思っていても、向こうが思ってない可能性が高いことです。死んで、いいかな。


サークルが終わるや否やその一個下の後輩の家に酒呑みにいったのです。
彼は礼儀を知った上で「敬語を使わない」と最初に宣言した後輩なので、もう正直僕に対する接し方といったら目に余るほどでありまして、でも僕のそんな彼の人柄は割と好きなのでした。
2時ほどまでなんか人生の考え方とかサークルのダメだしとか悪口とか、あとエロ話とかエロ本話とか、あとエロビデオ話とかエロDVD話とかをしていました。飢え、すぎ、だろ。
そしてまぁやはり話をしていて楽しいのは経験の豊富な人間でありまして、いくら考え方がすごくても経験がなければ頭でっかちなだけなのだと僕は思うのです。
いい経験でも悪い経験でも、経験してるやつの話は面白いし、彼も僕の経験を認めて話してくれるので、酒も非常にほどよく進んだのです。タバコのために窓を開けてるのに暖房がないこの状態を除けば。


なんでわざわざ後輩の家の話をしたかというと、この漫画を紹介したかったからです。

スティール・ボール・ラン (1) ジャンプコミックス

スティール・ボール・ラン (1) ジャンプコミックス

あの「ジョジョの奇妙な冒険」や「魔少年ビューティ」などの奇作を出した荒木飛呂彦の新作。まぁ今からすれば変な絵柄でかつ子供にはわかりづらい描写ばかりなので、あまり人気ないみたいだけど僕は大好きです。
ディオやアブドゥルなど、懐かしのキャラクターの「名前」だけが登場するこの作品は多少なりとも古読者に媚びてる感はあるものの、僕はこんなエサに当然釣られたクマー、なのです。クマァァー。
主人公は荒木史上一番かっこいいいでたちのツェペリと荒木史上一番かっこ悪い生い立ちのジョジョ
途中からレースとかどうでもよくなってるあたりがもう、本当に大好きです。読め。


で、この本を泊まった翌日全部借っぱらいました。恩を怨で返すとは、このことです。