どうしてもクラゲ。




火曜日はスーパーいなげやの肉特売の日なのでどうしても早く帰りたいのですが、それができないのは大学の講義とかいう教授の自己満足弁論と、サークルとかいう得体の知らない人間の輪っかのせいなのです。あぁ肉。


正直このサークルに関して未練だとか熱意だとか、そういった至極一般の先輩さま方が覚えるようなアツい感情は残念ながら持ち合わせていない現状。鼻血が出るほどどうでもいいこのサークルが、ついに存続の危機に晒されているんですって。あぁおかしい。


「だから変臭長なんですよ先輩は」


とか後輩が真顔で言ってくるので普通にショックを受けつつも(さりげにワキを確認しつつも)、真面目に話し合いもできないこいつらに手ほどきする必要もねーなーとか思いつつサジを投げる僕こと編集長。投げたサジは実に時速120キロを超え、ガラスを割って隣の棟の教授の頭にぶっ刺さったのであぁおかしい。


「話が無駄に長いんすよ先輩は」


とか流れが佳境に行ったところで時刻はまさしく20時を回るところ。
前回の会議内容の中身をまったく踏まえない展開に「所詮はおままごと」と鼻で笑ったところで会議は終了に向かったわけですが、本当にこいつらそれでいいんだろうか。
こんな向上心もなにもないサークルに所属していても何の得もないし、もー編集長としても尽力する価値もないなと決断。僕はエレベータに乗り込んだのです。
すると後輩が駆け込んできて一言。


「暇だから今度俺ん家で飲みましょう。おごりますから」


もうこのサークル最高。絶対やめねー。